フリーランスになって一年が経った

気づいたら一年でした。

前回の退職エントリから一年、フリーランス一周年だった。

BASEの最後の半年はやることがなくなってきたのと打って変わって、この一年間は忙しいことの連続で、なかなか手を止めることができなかったなあ。一言でいうと人に助けられてきた一年だった。所管としてはフリーランスがしんどいというより、2019年がただナチュラルに辛い一年だった気がする。

最初は週4日FINCさん、週1でroot42さんからの仕事や他の仕事をする、といった感じで収入のほとんどをFINCさんに依存してて、不安が大きかった。3月末にFINCさんとroot42さんの仕事が契約終了になり、今は3月から契約した2つの会社と仕事している。なんとか一応収入が途切れないこともあってすこし安心して生活はできている。

二社ともプロダクトがまだ正式版になってないこともあるので名前は出せないんだけど、それなりにがっつり関わらせてもらって、かなり新しいチャレンジもさせてもらっている。アーキテクチャの設計から実装まで任せてもらえてて、走りながらラーニングしていかないと追いつかないところも多い。

技術的にはマイクロサービス、GCP、ブロックチェーンっていう正社員時代に触れることができなかった技術に取り組めたのと、あとBASEにいたときにずっと書かないとならないけどあまり書く機会に恵まれなかったTerraform、Railsのところどころの処理を書く機会が増えて、だいぶできることが増えた。八月からはフロントエンドの仕事も入るので、すこしずつできる領域を広めていきたい。この一年で人は変わるね。ただAWSを触る機会が無になった。けど正直あまりAWSにこだわることもないのかなと最近は思ってたりする。逆にAWSを触る機会がなくなったことで、エンジニアとしての幅が広がったよなーと思うので、状況としてはすごくポジティブに捉えてる。

プライベートでは以前から仲が良いエンジニアと朝会を毎日やってる。フリーランスだと一人ぼっちでとても孤独なんだけど、彼が話し相手になってくれることでお互いの技術での不明点とか、そういうのを相談できたり壁打ちできたりしてて、ありがたい。

それから個人的に仲良くしてもらえているhatch8833さんmorimorihogeさんが週間Railsウォッチの会に誘ってくれて、毎週参加させてもらってる。週間Railsウォッチのレポートは以前から毎回みてて、とても楽しかったのでよんでもらえてとてもうれしいしとてもありがたい。(参加者にこっそりまじってるクマ)

ライターにもならせてもらった。Rails周りの知見を書いていいよ、とのことなので、今後も書かせてもらうことも増えるかも。

収入だけど、最初の半年はFincさんに依存してたこともあってBASEのときの1.2倍くらい、ここ半年はBASEのときの1.3倍くらいかなあ。通年だと1.25くらい。ただし税金ががっつし取られるので、以下に税金を下げるか勝負っていうのをいつもすごく苦しむんだけど、嫁がお金周りのスペシャリストでその辺をすべてやってくれてて助かってる。嫁は社会人としてのキャリアはそうでもないんだけどすごく優秀な人間で、ちょっとしたプログラミングなら書けるしエクセルのマクロも大得意。英語も聞き取り読み取りはできるので(元々英語がメインの学校通ってたので昔はしゃべれたらしい)割とそのあたり強強人間。総務、事務、経理、営業事務らへんは大体心得があって、本人「コロナ下で仕事ないなあどうしよう」とかいってるけど、正直僕より仕事のあてあると思う。

一年大変だったなーという感想しかないけど、2019年と僕のアプリケーションエンジニアとしての勘所取り戻しがちょっと苦労したな、という感じだったので、フリーランスとしての大変さとか、よさとかはこれからちゃんと身に染みてくるのかな、という感じはした。

できることなんかは↓に書いてるんで、面白い仕事あったらください。

一応今のところはもう一つ仕事の話がきてたりしてて、今年もフリーランスとしてご飯たべていけそうな感じはしてる。正社員のときは技術的な貯金する機会は会社に委ねてて貯金を使いながらやっていたけど、フリーランスは技術的な貯金しながら走ってる感じで、不安が強い僕としてはこっちのほうがあってるかもしれない。仕事以外での貯金ももちろん大事だし、継続していくんだけど、長い目でみたらフリーランスのほうが向いている感じがした。

一呼吸余裕がついたらぼちぼち自分のプロダクトを作っていこうかなーとも考えてる。