そして、いくつか経ち……
ハローを退職します。業務委託時代からカウントすると二年お世話になった会社。
最終出社は9月10日。その後は有休消化日になる。
レギュレーション
たまにはIstisoさんの言ってることまもってあげてもいいかもな(上から目線)
タイトルで煽らない、かしこまった見出しもつけない、ウィッシュリストのせない、東亜飯店張らない、fromとtoを両方書く。職場崩壊を暴露しない。キラキラしない。これが私の求める退職エントリです。— Istiso (@laiso) August 1, 2017
https://twitter.com/laiso/status/892403727079923712
急にどうした
実は一ヶ月弱前までハローで今後も末長くやっていく気満々だったのだが、Youtrustでスカウトメール有効にしていたところ、7月頭から8月中旬までにすごい数のスカウトメッセージをいただいた。なぜか急に増えた感じ。中には僕が昔いただいたら小躍りして喜んでしまうような会社さんから連絡が来たりもした。この年齢にもなってAIも発展しているこのご時世、正社員としてのスカウトがこれだけもらえるの、本当に感謝。
そうしていろんなメッセージをもらっていろんな人とやりとり中で、二つの会社からのメールがずばぬけて輝いていた。
一つは昔からお世話になっている、僕が勝手に師匠と呼び慕う先輩から。定期的にご飯いっていたのだけど、「うちこない?」と声かけていただいた。彼がいる会社はめっちゃ大企業で、それこそ僕が社会人になって初めて仕事の電話したのがその会社だったってくらい。「お世話になります〜」の電話やメールの挨拶はその会社とのやり取りで覚えたっていう憧れ中の憧れの会社。あとすごい人がいっぱいいる。なんか僕の尊敬するエンジニアのみなさんが最近入社エントリ書いてる。
もう一つは僕が全然知らなかったし名前も聞いたこともなかった会社なのだけど、メッセージ送ってくれた人が本当に僕を入れたいと思っているということが伝わってくる会社だった。僕のブログを過去まで遡って読み漁り、「しょーへーさんのこういうところに共感しました!」っていうのを長文で送ってくれて、その上で僕に入って欲しいという人間味溢れる文章を書いてくれる人だった。話を聞くとその会社のVPoEをやっている方で、最初のSREだったこともあって当時の僕の境遇、悩み苦しみ、思いとかに共感ができたと言ってくれた。
メッセージをくれた二人とも、SRE時代の僕のあれやこれやを知った上で連絡をくれた。
話を聞いてみて、八月末までに決めたいですと伝えたところ、二社とカジュアル面談、1次面接、2次面接とすすんで、最終オファー面談まで進み、「入社後の条件とかもろもろ」を書いた書類を二社からいただいた。
普通に面接して人数が多い会社に入社手続きするのは実はmixi以来なので緊張した。(今までが業務委託 -> 正社員という裏ルートが多かった)
そんでオファー内容や入社後の期待値など色々考えた結果VPoEの方がメッセージくれた会社に転職することにした。
この辺の話は入社エントリでまた。
次の会社は10/1からになる予定。
で、どうしてハロー辞めるの?
会社辞める話をすると「なんか嫌なことあった?」「辛いことあった?」「人間関係失敗した?」「もしかしてまた病んじゃった?」とかそういう話をみんな期待していると思うんだけど、残念ながらそういうのじゃない。
内定が決まった二社からいただいたオファー内容が、僕が今後歩みたいと思っているキャリアの入り口を開いてくれたからというのと、VPoEの方と入社後に所属するチームのみんなからのお誘いがよかったのが大きい。で、その辺のオファーの話とか入社の話はまた書くが、とにかくネガティブな感情・事情で退職の決断をしたわけではないというのを強く主張したい。
正直そういう話をしてもらえるってとても先の話だと思ってたし、それまではハローで頑張るつもりだった。
それで同じチームのエンジニア二人、お世話になったPM二人に伝えた後、誘ってくれた社長の 播口さん、最初にメールできっかけをくれた杉本さんにお伝えして退職の手続きをした。
やったこと
重いAPIをいっぱい高速化した。3Dセキュアの導入、予約リクエストの仕組みの再実装、今後リリースされる大きな新機能いくつか(まだリリースされてない)、お金周りの監視の仕組み、社内で使う管理画面の実装をした。ハローにはAutoReserveとRestっていう二つのサービスがあって、最初「Restやる!やるんじゃい!」とは言ったけど、AutoReserveのPM氏が最初Rest側のリードだったこともあって、彼と仕事することが多かった。つまりAutoReserve側のコードばかり書いているか、AutoReserveとRestの境界線を担当することが多かった。し、そっちで書いたものの方がちゃんと結果としてわかりやすかったと思う。
個人的に3Dセキュアと予約リクエストの仕組みの再実装は大きかった。決済プラットフォームと結婚まではいかないけど愛人くらいにはなれた気がする。
いっぱい設計したし、いっぱいレビューも受けた。僕のドキュメントや設計、実装に喜んでもらえること、つかってもらえることが嬉しかった。
思いでとか
チームのみんなもbizのみんなもいっぱいよくしてくれた。昼ごはんに誘って断られるという寂しい思いを一度もしなかった。BASE時代はしょっちゅう断られてて寂しい思いをしていたので、ハローで二年間そういった寂しい気持ちにならずに出社して仕事をできたのは感謝している。今の街からオフィスまで遠かったけど、毎週出社日に出社するのが全然苦痛じゃなかったし嫌じゃなかった。
ただ僕が最近人見知りを拗らせているせいで、大勢が集まる飲み会で話がうまくできなかったのは本当に申し訳なかったなって思う。
お家を買うときにめんどくさい書類とかをお願いしたとき素早く対応してくれたのも感謝。ハローにいなかったらお家買えなかったし、スピード感がありがたかった。
(この辺とか)
杉本さんをはじめエンジニア・デザイナー陣は出社日が一緒だったり定期的にご飯いってたこともあって、みんな僕のことをいつも目にかけてくれていたし、本当によくしてくれた。
次はどうするの?
意外かもしれないが、次の会社ではSREに戻ります。
僕が進みたいキャリアをちゃんと進むためにはサービスに対する俯瞰的な視点、基盤からフロントまで幅広い知識がいる。アプリケーション側に近いソフトウェアエンジニアなSREになる予定なのでコードも引き続きたくさん書くことになりそうだし、ハローでの経験、知識をちゃんと活かしながら次も頑張りたい。
ちなみにBASE辞めたときは「もう二度とSREやらないだろうな」って思ってた。運命ってよくわからないもの。
次の会社さんについは入社エントリで書きます。
レギュレーションチェック
どれ守れたかな。
タイトルで煽らない
煽るタイプの退職エントリってきいて、現代ビジネス風なのが思いついた。
- 「辞めなきゃよかった……!ストックオプションを手放した40代エンジニアの末路」
- 「自分のキャリアを優先したエンジニアのヤバすぎる現実」
- 「35年ローンを組んだ社会人のヤバすぎる末路」
- 「Web業界の生成AIの勢いがヤバすぎる……!エンジニア大量退職の危機」
こんなタイトルの退職エントリ書くエンジニアさんいたらXでフォローしたいのでぜひおしえてください。
今回は煽ってないよ。
かしこまった見出しもつけない、
つけてないな。
ウィッシュリスト載せない
載せちゃう。
https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/3LREHBPC5UBK4?ref_=wl_share
東亜飯店張らない
Autoreserveでは閉店済み。
https://autoreserve.com/ja/restaurants/8nEmnLuG1DYrxro4nxXt
fromとtoを両方書く
株式会社ハロー -> 次!
入社手続きが終わったら入社エントリ書きます。
職場崩壊を暴露しない
崩壊していないので書くことがない。
キラキラしない。
バンド活動もフットサルもバーベキューも海外旅行もしてないのでねえ。
終わりに
ハローのみんな今まで本当にありがとう。次でも頑張ります。