in 英語

人生n回目の「英語勉強始めました」

英語勉強している。

これ、社会人になりたてのころからずっと言っている。多分もう100回くらい言ってる。もしかしたら数え方間違っていて四桁いくんじゃないかと思ったりする。

「英語話したい」って思いながら、神社にいって年始の目標に「今年は英語勉強する」ってお参りして、それでずっと英語やるやる詐欺していた。わかりし頃の僕は仕事のプログラムのコメントを文法おかしい英語で書いて、上司に「英語の勉強なら他所でやれ」ってみんなの前で怒られたりした。それから10年以上経ち、歳もとって自分の長所も短所も把握した僕は、40を前に改めて英語の勉強を開始した。

本気出したきっかけ

本気出したきっかけは 二つある。

まずは2019年のRubyKaigi。僕には英語の翻訳をやっている英語ペラペラの友人がいるのだけど、彼の紹介で台湾人のエンジニアと知り合いになった。三人でお昼ご飯を食べることになったのだけど、台湾人の彼は英語で話してくれたものの僕はまったく英語が理解できない。そこで友人に通訳してもらってコミュニケーションした。仲良くなってTwitterでフォロワーになったが、その時彼に「英語できると世界も仕事も広がるから、ぜひがんばって」と言われたのがきっかけその1。彼はRuby本体にコミットしたりもしていて、今は英語圏で仕事しているらしいが、RubyKaigiに参加するために日本に来たりしているので「次のRubyKaigiでは絶対彼と英語で直接話すぞ……!」と強い思いを抱いている。

次に今お仕事している先のCTOさんとその社員さんが英語できるので、英語のRails本について「あれはよかった」と言ってて、「あ、これ英語できないと僕やばいやつだ」と強く意識したのがきっかけその2。今の現場は英語できる人が多いものの、基本みんな日本語で仕事してくれているので僕もついていけているが、メルカリや楽天みたいに英語を使えないと仕事できないみたいなのが日本のWeb界隈で当たり前になると僕みたいなのは詰むので、やらなければとなった次第。今まで英語のドキュメントはDeepLとかに頼ってしまうことも多かったので、そのステップを無くしたいと強く思った。

どうしたら英語ができるようになるか

まず僕は暗記が苦手だ。意図的に覚えようとして覚えたものは次の日には忘れてしまう。単語帳やノートに書くのはまず候補から除いた。

その上で僕がどういうふうにしたら英語ができるようになるかを考えた。

僕が中学・高校時代英語ができなかった理由は大きく三つ。

  • 文法用語が覚えられなかった
  • 区切りがわからなかった
  • 単語が覚えられなかった

関係代名詞とか三人称単数とかあのワードがでるだけで頭痛くしてしまう。というのと、大人が参加できる英語の授業になんどか参加したことがあるが、結局「動詞とフレーズを覚える」というところからだった。英会話のリスニングなどのYoutube動画をみると「単語力ない人はお断り(意訳)」というものばかりで、まず覚えるというのが難関になった。覚えるのが苦手なのでこれはつらい。

そこで、英語を四つにわけて、できるようにする順番を決めた。

  1. リーディング
  2. ライティング
  3. リスニング
  4. スピーキング

僕はプログラミングも絵も小説も、書き出すまでは読んだ人なので、その戦略を取ることにした。プログラミングの知らないメソッドはPull RequestだすまでにドキュメントひくなりChatGPTにきくなりできるが、英会話となるとそうはいかない。僕は覚えるのが苦手なので、とりあえず読む量を増やすことにした。

そうすれば頭に入ったものからライティングができるし、英語字幕付きの映画をみれればリスニングやスピーキングにも繋がるはず。

なので英会話スクールや今ある英語関連のサービスを使うのはやめた。僕みたいに暗記力のない人をお呼びではないのばっかりだったから。

英語学習で最初にやり始めたこと

とはいえ時間も限られているのと、習慣をつける必要があるのでまずはやることを限定した。

  • 準備の書を読む
  • 英語の動画を見る
  • 英語の技術書を読む

準備の書は「ビッグファットキャットの世界一簡単な英語の本」を読むことにした。

文法用語がマジで嫌いな僕にたいして、文法用語を使わずにリーディングの基礎を教えてくれる本で、まさにピッタリだった。これを毎日「第八章「カスタムアレンジ」までを読む」というのを始めた。薄い本なので30分くらいで読み終わる。

次に毎日英語の動画をみることにした。今見てるのは「タロサック」という人の動画と、ホロライブの英語切り抜き系。タロサックさんのは綺麗な英語だし、会話の文字起こしと同時に日本語訳も載せてくれているので、勉強になる。ホロライブは最近森カリオペというホロライバーが好きなんだけど、彼女が英語の発音がすごい綺麗なのと、いいこと言っているのでよく見ている。

技術書は「Sustainable Web Development with Ruby on Rails」を読んでいる。技術用語は英語で書かれていてもわかるので、その前後の文章とかさえわかればいい。リーディングのこつがわかれば進んでいけるかなと思った。ハリーポッターとかより読みやすそう。

というのを続けていて、いまでも続けている。が、義務感だけでは人は長続きしないし、ちょっとだれてきてしまうもの。

そこで僕は閃いた。

ポケットモンスターソードシールドを英語でやる

僕をよく知っている人はわかると思うけど、僕はポケモン好きすぎる人間で、家がポケモンであふれるポケモン屋敷。

というわけで上の三つに加えてポケモンを英語で始めた。バージョンはソード。舞台がイギリスチモーフにしたガラル地方なので、イギリス英語がでてきて割と楽しい。キャラの中にはイギリス英語バリバリつかうのもいる。

ただポケモンの英語名と技名で苦心している。相手のトレーナーが次に何を出そうとしているのかまったくわからないが、キャラの会話から英語を学べる。すごい学べる。

わからない単語はDeepLとChatGPTだ。キャラがなんかわからないこと言うたびにChatGPTに「xxxという単語の例文を和訳付きで教えてください」と投げまくる。ダンデとマグノリア博士の言っていることが難しすぎる。ソニアとホップとクララはスラングが多い。マリィはイギリス英語使ってくるし。

ChatGPTは技術的なことを聞くとたまーに間違ったこと言ってきてこまることもあるが、英語は大体間違ってないように見える。信じてしばらく頑張ろうと思う。

そんなこんなで

今週は英語学習時間が20時間を超えた。毎日3時間以上はやっている計算だが、正直これでも足りないと感じている。僕は暗記しようと思って暗記できないので、ひたすら読む量を増やすしかない。

まずはいいフローをつくれたので、しばらくこの調子で続けてみようと思う。