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すろっくさん、転職するってよ。

すろっくさんです。

はい、タイトルの通りなのですが、本日を持って株式会社マインドパレットを退職してきました。

そして次の転職先も決まっているので、そこらへんの報告のエントリです。

 

その前に前置きというか、僕の話。

僕はここ最近ずっと精神を患っていたせいか、一つの会社にながくいることができませんでした。ひどく合わない場所にいると辛い感じになってきます。精神的に弱い、というのですかね。まあデスマーチをいくつもいくつも乗り越えているタフな人からすると弱っちい人間に見えるんだろうなーと思います。ただ、弱っちい人間には弱っちいなりの処世術、生き方をしないと、明日には代々木公園で寝転がっている可能性もあるわけでして。

前置き終わり。

マインドパレットはそういった僕を受け入れてくれた数少ない会社のひとつでした。それどころか、仕事を進めるうちに僕が抱えていた負の状況をひとつひとつ取り除いてくれました。そこはマネージャー、リーダー、そして経営陣に感謝しなければならないと思ってます。いままで10年間、ずっと抱えてきた技術的負債ならぬ自分的負債を取り除くのに協力してくれる会社というのはそうはないと思います。結果ずっと悩んでた鬱病は治り、肥満は解消し、技術系の友達がたくさん増えました。

僕がマインドパレットに入った期間を表すなら「Challenge」の一言につきると思います。過去数年間の集大成だと思って、入社時はフロントエンドエンジニアで入社しました。そうなんです。インフラやる気とかさらさらなかったんです。僕はJavaScriptで生きていくって決意した矢先でした。

ところが蓋をあけてみると、Railsを書いたり、Golangでログ集計の仕組み作ったり、AWSを使って集計のインフラを作ったり、Snapeeeのアプリケーションサーバをチューニングして速度を三倍にしたり。サーバの監視ツールつくったりなんだり。会社の中の開発体制を変えたり、チームビルディングしたり。リーダーとマネージャーがマネジメント&ディレクションしてくれるようになってからはインフラに戻りました。今度は、コードが書けるクラウド・インフラエンジニアとしてでした。いままで暗いなにもなかったとしか思えなかったその仕事は、久しぶりに戻ったら石ころの中に宝石が転がってて、オフィスに行くのは毎日トレジャーハンターのような気分でした。楽しい事がいっぱいで、仕事しててマジで楽しかった。マインドパレット入って最後の半年が一番充実してたんじゃないかなあ。

チームのみんなからはたくさんのことを教わりました。津留さんと歌野さんはなんかいろいろ言い放題だった僕をちゃんとたしなめたり時に厳しく時に優しく「僕らはしょーへーさんの保護者なんで」って言いながら話を聞いてくれてほんとありがたかった。プログラミングのエースの土斐崎さんはレビューに出した僕のコードに大量に赤を入れて戻して、半年後「しょーへーさん、コード綺麗になりましたね」ってボソっとほめてくれてマジでうれしかった。彼らにインフラ面で開発体制整備という意味で貢献できたというだけで、僕は本当によかったと思います。

マインドパレットで仕事をしている間に、エンジニアとしてなんでもやるうちに大事ななにかが見えてきました。無駄がそぎ落とされて、大切ななにかがなにかが見えてきました。自分はこうしなきゃいけない、っていう理想像が見えてきた感じです。

僕の理想像を実現できる場所を考えて、答えを探したら、その場所はマインドパレットにはありませんでした。

違うところに行く時がきたんだなあ、という感じです。

マネージャーの中村パイセンに転職を伝えたときも、津留さんと二人で話した時も、懇親会のときも、社員全員に転職の意思を伝えたときも、僕は共通していったのは「僕はこの会社を辞めますが、決してこの会社を嫌いになって辞めるわけではありません」ということでした。やめるのはあくまで挑戦で、だから次に行きたいんだと伝えました。二人を始め、チームのみんなは納得してくれたと思います。

僕とずっと隣で仕事していた土斐崎さんも辞め、みんなバラバラになってしまうけれど、マインドパレットのバックエンドを支えた四人は僕がいままで仕事をした中で一番強いチームでした。どうかみんながこれからも幸せに、エンジニアとしてやっていって、またどこかの勉強会で会えたら、声をかけたりできると嬉しいです。

 

そして次のステップ。

次は、Snapeeeにスタンプを提供していたつながりで繋がった渡辺あさとさんの会社「 Super Crowds」に入社します。

技術基盤と実行に移せる人間がおらず事業のスケールがしんどい、という話を社長のゆーまさん&あさとさんから聞きました。助けて欲しいと二人は僕に言ってくれました。「私たちにはしょーへーさんの力が必要なんです」って言ってくれて。

なので、立ち位置的にはCOO/CTOといった立場でしょうか。社長のゆーまさんを最大限サポートしながら、会社の技術基盤と文化をビルディングしSuper Crowdsのビジョンである「心動かす体験の創造」のスピードを最高速度に持っていくミッションです。すごく難しい。けど、やりがいはあるやつです。

僕と同時に新卒のエンジニアがひとり、その一ヶ月後には若いエンジニアがひとり入社します。彼らと話すたびに感じている不安とかを聞くことがあります。そういう時はちゃんと不安を取り除いてあげないといけないなと思います。少なくても現時点で僕はリードエンジニアとして、ちゃんとしていかなきゃっていう気持ちでいっぱいです。僕自身もいつ取り残されていくのか、取り残されないためにどうするべきかで悩みますし。そしてコアの三人と話していても、彼らも大きな不安やプレッシャーと戦っているということに気づきます。

でも彼ら全員と話していると結局行き着く先は「悩んでいる場合ではない。やるしかない」って、いつもなります。本当にそう。できること、できないことでもできると思ってやっていくしかない。

余裕を持ちながらも、一生懸命頑張ります。

 

さてさてさて。

そんなこんなで僕の欲しいものリストウィッシュリストはこちらなので、差し入れくれると嬉しいです。新しい会社あてになってますのでください。炭酸水とか嬉しいです。お米とかも大歓迎です。

いろいろあるとは思いますが、頑張ります。今後ともsrockstyleを宜しくお願いします!!!!!!!!