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30になってしまったので過去の10年とこれからの10年について考えてみた。

こんばんは。@srockstyleです。好きな言葉は早寝早起きです。

さて、ワタクシ今日の0時で30歳になってしまいました。あーあー三十路ですよ三十路。

とか嘆いてばっかりもいられないので、今後の展望だったり目標だったりを残しておこうと思います。

その前に、十年前の周囲と今

その前に社会人になったときのことなどなど。

20歳の夏、僕は渋谷にあるホスティング会社に入社しました。本当に社会人一年目、それ以上にその会社はベンチャーで、実戦経験のない自分をよくいれてくれたものだなあという感じです。

当時の諸先輩方を思い返すとみんな今の僕より年下か、同い年なんですね。24とか、27とか、28とか。当時そういった年齢だったあの会社は上場して、今では先輩方は会社の取締役等になられてます。すごいなあ。

さておきワタクシ今日は30歳です。その時の彼らと比べたくなる気持ちもあるんですが、比べたらどうしても見劣りします。だってもう30歳なのに、彼らと同じことができてないんだもの。

そこで僕は十年前の状況から今までの流れについてこういう風に考えてみました。

10年前、僕はリーガ・エスパニョーラの強豪レアル・マドリードのディフェンダーに欠員がでたのでリザーブチームから引き上げられた新人の選手で、同い年にしてはそこそこ優秀だったけど、やっぱりトップチームで活躍するには能力が足りなくて、クラブが補強を進めた結果ベンチに追いやられて、怪我も重なって退団。その後なぜかバルセロナに禁断の移籍をしたけど古傷が開いて活躍できずにすぐに退団。そのあと三部、二部の小さなクラブを渡り歩いて、数年後ドイツ一部に昇格したばっかりのクラブと契約してもらえて、現在チームのスタメンに入れてもらえて結果出し中

っていう感じです。要するに周りが優秀過ぎたんだよ、って言うお話です。あと人って成長曲線ってあるじゃないですか。周囲の成長曲線、会社の成長曲線、そういったのが自分の成長曲線とあわなかったらそりゃ活躍なんてできるわけないよって話なんです。僕は同い年の連中と比べると早い時期から社会人してましたが、割と遅咲きの人間だった、ってことを認めないといけないみたいです。

それはそれでなんかもったいなかったなーって思います。成長する機会を損失していることになるので。

当時手帳に書いたこと

そして引き出しを漁ったら当時の手帳がでてきたんで、その目標みたいなのがあったんで晒します。

そこに書かれてたのは下の四つです。

  • zsh
  • vim
  • perl
  • puppet

上の四つをそこそこ勉強するみたいなことを書いてます。でもzshとvimは使うだけならなんとか使えるようになって、vimの勉強会とかいっても神系な人たちはさておいて使っているだけの人なら真ん中くらい、使うだけの人むけのスピーカーとかできるようにはなったんでそこそこ成功かもしれません。

zshは魔改造ができたんでとりあえずオッケー。もうちょっと今後は改善の余地もあるかもしれませんが。

そしてperl。今はWebアプリケーションをPerlで作ることはしませんが、代わりにRubyを覚えたのと、あとPerlは一行で使うヤツを今後はもっとちゃんとしていきたいと思ってます。それができると何がいいかって、やっぱりPerlの良さはテキスト処理なので、ターミナル上での作業が多い僕としては非常に助かるんですね。やっぱり作業効率の改善は永遠の課題で、Perlはそれを楽にしてくれると信じているので、自分のために覚えるって感じすね。まあまだまだなんですけど。

最後のpuppet。これはChefに移ったんでもういいです。

で、見てて気になるのが当時の僕は今後の目標に自分の社会人として根本的なことを書いてないんですね。今だったら数値を見れるようになる、英語をしゃべれるようになる、他人に優しくする、とか。

あと考え方についてとか。その辺りなんとかしないと技術を覚えてもなんにもならないのに。

30歳からの未来

とはいえ、20代のうちに社会人としての大変さ、仕事の修羅場、転職、スタートアップの辛さ、起業、クビになること、死ぬまで一緒にいるって誓った相手と離婚すること、大事な人との喧嘩別れ、鬱病、肥満、自分のスキルに対しての絶望、全部経験し、そして30歳までにそれらの負の遺産をすべて片付けられたのは僕にとっては幸いだと思います。人生は未来を見据えなければならないので、過去を引きずるわけにはいかないのです。

で。

とりあえず結果を出す土台と、それでも自分が伸びていける土台はあるので、もっと頑張っていきたいです。多分大多数の人は30になると、手持ちのスキルでなんとかしようとするみたいなことが以前読んだビジネス書に書いてあったんですけど、僕の場合まだまだ強くなれる伸びしろが自分の中にあるなーと感じるので。多分それがなくなったときが次にいく時なんだろーなーとぼんやり考えながらも生きていたりします。

細かくいうと一杯あるんですけど、まあいくつかあげてみようと思います。

幸せになる

ああ、ざっくりしてますね。ええ、超ざっくりしてますとも。

実は僕という人間はここ数年、ずっと思っていたのが「僕は将来幸せは無理なんじゃないだろうか。もうずっとこのまま暗くて、人生ナイトメアモードなんだろうか」ってことでした。

上の記事は海外のブログの和訳版のようですが、まあ実際その通りで。

やってはいけないことなんですが僕全部やってましたね。っていうね。当然幸せなんて感じることはできるわけもなくて。

これをあげたときに僕の昔の同僚で尊敬するデザイナーのpurprinさんがかけてくれた言葉が印象に残ってます。

気づいたらすぐに幸せになれる。自分から湧き上がるものは無限だ

幸せがあれば人は頑張れるし、その幸せが自分の中から湧き出るものなら充電しながら走る電気自動車みたいなもんです。

Let it Goでも歌ってたよなーってふと思ってました。まああの歌を完璧に信じて成長とめたら元も子もないわけですが。いい意味で、ね。

周りを大切にする

自分の中で周囲の人々は大きく家族、友達、同僚、の三つのクラスタに分けられるんですが、この辺り境界線は結構曖昧で、対象の人たちは違うクラスタに入ったりでたりがすぐにあったりします。家族枠にはいるひとが増減することはあまりないですけど。稀に友達から家族になったりするひともいます。今んとこ同僚から家族になるひとはいませんが、もしかしたら将来はいるかもしれません。

それでもやっぱりみんな大切にしようと思います。

僕は結構「あれもこれもひとりでやらなくちゃ」と思うことが多く、いろんなひとに突っ込まれます。家族にも友達にも同僚にも共通して言われた言葉が以下です。

一人で全部やれたら他人なんていらないし、大勢でなにかをやるためのチームなんだから、君は自分のやれることをちゃんとやったらいいんだよ

っていうお話。

周りを信じて、周りの良いところを吸収して、周りと一緒に物事を作っていけばよいのです。

それと同じくらい、周りの人たちを大事に、大切にすることを忘れないようにしたいです。思いやりが欠けているんじゃないか、僕は彼または彼女に優しくないんじゃないか、って思ってしまうことがあるので。まあ相手に嫌われるとか好かれるとかはさておいて。

僕は世渡りも下手だし特にそういった表現が苦手な人間なので、なかなかうまく伝えられません。まあ言わないと分からないこともあるので、そういうのちゃんとしてこうと思います。

技術者としていろいろやる

ここから先は能力的な話なんですけど。

英語やりたいです。別にアメリカいきたいっていわけではないですけど、まあでもいってはみたいです。海外のひととしゃべってみたいしたいです。30から英語始めるのは遅いかなー。まあ、なんとかやってみます。

それと合わせて、今使っている言語の言語仕様を深く知りたいです。今僕が使っているのはRubyが5、Perl、Pythonが1、PHP、JavaScriptが1.5っていう比率ですけど。こいつらの深いところをもっと知りたいですね。やっぱりコードを書き始めたのが周囲のエンジニアより遅いこともあって、そこの能力は劣ってるなーと感じることがあります。手を動かすのも物作りも好きなので、すこしずつスキルを伸ばしていきたいです。あと今後のためにここにSwiftとScalaをやりたいなーって感じですか。Javaはなんかつぶしきかなさそうなんでやりたくないんでいいです。

数値みる力をつけたいです。社内ではいまグロースハックが進んでいるんですけど、その中で大事になる数値を見る力。やっぱり低いって感じているので、少しずつ。それに合わせてRとかはじめていきたいです。

開発の効率化とかいうのも興味あるんですよね。テスト駆動とか、そのへん。

仕事の品質をあげたいです。テストかいたりするだけでもだいぶちがうってことに最近気づいたので、少しずつはじめていきます。

あとスピーカーする機会を増やしたいです。もっといろんなところで話したりしてみたいですね。あとどこかに技術者として寄稿もしてみたいです。とりあえず今度CMUの二番手のスピーカーとして登壇することは決まっていますが、いまんとこ他はないです。なにか探してみようかな。最終目標はTEDで英語でスピーチすること。これはぜひやりたい。

Web作家としていろいろやる

本出したいです。AmazonだったりiBookだったりで出したいです。別に有料じゃなくてもいいんですけどね。

同じオフィスにシェアオフィスでいるWoodyさんがそういうのを助けるサービスを出そうとしているみたいなので、期待してます。

あと40までに一度大賞系は一度とってみたいなーってのはありますね。僕はプロの作家として食べていく気はないんで、賞金もらえて書いたのが出版できたらいいなぐらいなんですが。

英語を勉強するにつながるんですが、英語版を出して海外の反応を見てみたいです。別に僕の書いているヤツは和風な話でもないので、海外に出してもそんな遜色ないと思うんですよねー。

別な趣味を見つける

いままで僕はWeb系と創作だけにかまけて生きてきました。

そろそろ違う趣味をやってみたいです。今んとこ候補はフットサル、登山、サバイバルゲームが第一候補。あとはマラソンとかもいれていきたいっすね。とにかくPCにむかうことだけしかやってこなかったんで、アウトドア系のことやってみたいです。ダーツとかにも興味ありますけど。

もうはじめてるよ!とかだったり一緒にやろうぜ!って声かけてくれるひとがいたらぜひお声がけください。

まとめ

こんな感じかな。

20代が土台を築く10年だったとしたら、30代は土台を元に更なる高みにあがっていく10年になるという感じになりそうです。40代、50代はまだわかりませんけども、人生はまだ折り返しですらないので、まだまだ頑張っていきたいです。

みなさま節目を迎えたsrockstyleをどうぞよろしくおねがいいたします。

 

PS

Amazonの欲しいモノリスとはこちらなんで、なんか誕生日プレゼントくれてやるよ、ってひとはよろしくね!(台無し

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